漢方薬による治療

更年期障害の治療には漢方薬が用いられることもあります。漢方薬では大まかに体のタイプでどんな薬を利用するかの判断を行います。漢方で言われる体のタイプには虚証、実証、中間証があります。虚証の方はどちらかというと痩せ型で虚弱体質、抵抗力が弱く風邪などを引きやすいというタイプです。一方で実証の方は間逆でスポーツマンタイプでがっちりした体型、胃腸が強く風邪なども引きにくいというタイプです。最後に中間証ですが、どちらにも当てはまらず中肉中背のタイプです。

これらの3つの証は更年期障害の症状からも自分である程度判断することが出来ます。頭痛や貧血、冷え性に悩まされがちな方は虚証、精神不安やめまい、不眠など精神症状が強い方は中間証、急激なのぼせや便秘・下痢を繰り返すなど胃腸の症状に悩まされやすい方は実証と考えられます。あくまで目安ですので専門家による判断もしてもらった方が確実に自分の証がわかります。

漢方薬で更年期障害を治療するときには虚証、中間証、実証に分けて治療を行います。それぞれの体のタイプに合った治療薬が漢方医によって処方されるので指示に従って飲むようにしましょう。虚証の方と実証の方は体のタイプが全く違いますから同じ症状でも全く違う薬を飲むこともあります。また、証のほかに様々な症状を見て作られる漢方薬はある意味では自分オリジナルの治療薬ともいえるのです。

更年期障害を漢方治療するときの注意点としては効果は早急には現れないということです。漢方薬は一般の医療に使われている薬よりもかなりゆっくり効果が現れます。1ヶ月くらいはじっくり飲み続けることが必要ですので即効性はないということを最初から理解しておきましょう。そして、漢方薬は体全体の調子を整えてはくれますが漢方薬だけではなく普段の生活改善も含めて治療を考えます。ですので漢方治療に限らずいえることですが、自分からも生活改善の努力が必要です。


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