記憶力は低下しますか?

年を取ると記憶力や集中力が低下して新しい物事を覚えられなくなる…一見当たり前のことのようですが、実は更年期障害と深い関わりがあるんです。更年期障害の直接的な原因のホルモンバランスの乱れ、これが記憶力の低下も引き起こすことがわかっています。ですので更年期を迎える頃にはひどく記憶力が落ち込みがちになり、ひどい場合には痴呆の寸前の状態までいってしまいます。

また、特に女性にいえることですが更年期と共に激減していくエストロゲンという女性ホルモンはアルツハイマー型痴呆症に影響することがわかりました。アルツハイマー型痴呆症の初期症状を発症している患者さんにエストロゲンを投与するとある程度まで進行が抑えられるのです。既にアルツハイマー型痴呆症後期となるとエストロゲンの投与での回復は難しいですが、初期には大きな効果を発揮します。

更年期障害の影響による記憶力の低下を防ぐ医療的な治療はホルモン補充療法です。エストロゲンを補充することで更年期障害のほかの症状も良くなるだけではなく、記憶力の低下も防ぐことが出来ます。ホルモン補充療法はがんの発症リスクを高めますので黄体ホルモン配合剤なども利用して、極力安全な形で治療するように心がけましょう。

また、脳は普段から利用していると働きが鈍くなりにくいということで知られています。普段から脳を利用するために簡単な計算や写経などをやるのもよいですし、手先を動かして脳に刺激を送るという意味では絵を描いたり楽器を鳴らすのもよいと思います。最近は脳トレなども流行っているので挑戦してみるのもよいかもしれませんね。

そのほかに、食事の面でも記憶力をサポートしてくれる食事はあります。代表的な栄養成分はDHAで青魚に多く含まれています。また、野菜や果物などもバランスよく摂取することは記憶力の維持に役立つだけではなく更年期障害で起こり得る様々な不調に対しても効果を発揮してくれます。自炊することで手先を使うことにもなりますし、正しい食事を摂るというのは全ての健康面から見てよいことといえます。


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